酒類販売管理者標識
販売場の名称 有限会社太田酒店
および所在地 山形県米沢市関1514-3
酒類販売管理者の氏名 太田 雅広
(酒類販売管理者研修コア講師)
酒類販売管理コア講師講習会
受講年月日 2017年6月6日
研修実施団体名 全国小売酒販組合中央会
かもしかやには氷温専用の冷蔵庫があります。
氷温冷蔵庫内を-2℃に常に維持することによって、生酒・吟醸酒などを最適の状態で長期間品質管理することができます。
氷温は「0℃以下で対象物が氷結しない範囲の温度」という明確な科学的基準をもっており、他の類似技術とは一線を画しています。氷温は美味しさと品質劣化の少なさと衛生管理を保障できる画期的な技術です。
この「氷温」のそのものの発端は1970年杜氏山根昭美農学博士がその理論を提唱し、鳥取の氷温研究所で発展したものです。
お酒は凍らないのですかとよく聞かれます。
大凡凍る温度はアルコール度数に比例します。アルコール5.0度のビールは-5℃前後を境に凍ります。日本酒はアルコール度14度~20度のものが多く、低アルコールの日本酒でも8度程度です。ですから平均的日本酒では-15℃以下にならないと凍ることはありません。店舗内冷蔵庫はドアの開閉や出入り時の温度変化などを考慮し-2℃設定。
店外冷蔵倉庫は0℃設定にしてあります。出羽桜酒造では長期熟成酒を-5℃で眠らせています。
かもしかやが扱う地酒は店主自らが納得したものだけです。
基本的には純正山形酒のみです。蔵元に行き蔵主は勿論蔵人と肌で接し、とことん話し合い、きき酒をし、お互いに納得したものだけを扱っております。必ずしも買い手が優位で決めるものだけではありません、売り手(造り手)にも当然自分の命を削って造りだしたお酒を扱ってくれる人を、飲んでくださる人を選ぶ権利はあるはずです。
本来「地酒」「地の酒」とは、その土地の風土が宿ったものです。年に数回いや何年かに一度蔵元を訪れただけで然も誇らしげに分かった風に言っている多くの「地酒屋」と称する人たち、この厳しくも・寂しくも・熱くも・・の地想いは住んでのみ共有できるものです。やや落ち着き気味ですが昨今の地酒ブームでは、ややもすると造り手を無視した扱いが目につきます。せっかく吟醸酒を初めとする高品質のものが理解され根付きはじめたとき、心無い一部の人たちによって日本酒嫌い(日本酒文化破壊)が行われることも心寒く感じます。かもしかやは造り手の熱き思いを、酒本来の味わいを素直に飲み手に伝えたいと考えます。勿論品質管理には絶対の自信をもっています。日本酒は、米・水と鮮烈な空気そして蔵人の魂と技がそして世界で唯一神(平行複発酵)が醸す神秘の酒です。この日本酒文化をかもしかやは一人でも多くの人たちに知っていただくことを大切に考えています。
また、かもしかやの熟成酒は、恵まれた自然環境と品質管理の中で毎日毎日より深い味わいへと変化しています。造り手と神の力(醸造)にゆったりながれる時間と空気が成熟した大人の味わいの酒に誘います。
山形には日本でトップレベルのワイナリーがあります。土にこだわり山形の風土が醸す本格ワインには日本人にしか感じられない深いロマンを感じます。ワインもこだわりの商品だけを取り揃えています。日々山形の地酒の伝道師として研鑽を積みますのでよろしくお願い申し上げます。